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プラグインを使わないサイトデータ移行方法(WordPressサイト)

プラグインを使わないサイトデータ移行方法(WordPressサイト)

プラグインを使ったサイトデータの移行は簡単で誰でもできますが、サーバーやWordPressの環境によってはプラグインが正常に動作しなかったり、移行するデータが大きすぎて使えない場合があります。

この記事では、プラグインが利用できない・プラグインでの移行が失敗してしまう方向けに、WordPressサイトのデータをプラグインを使わずに移行する方法について解説します。

サイト譲渡のステップのうち、この記事の解説は「3.サイトデータの移行」についてになります。

1.サイト譲渡前の事前準備
2.ドメインの移管
3.サイトデータの移行
4.動作確認
5.サーバーの設定変更
6.完了

その他の解説については下記の記事で紹介していますので、あわせて参考にしてください。

売買成立後のサイト譲渡方法について分かりやすく徹底解説

1.WordPressデータのバックアップ(売り手)

FFFTPなどのFTPソフトを使ってサーバーにログインし、対象のデータを全てローカルにダウンロードしてバックアップを取っておきます。

FTPソフトを使うにあたって設定が必要になるので、まずは各レンタルサーバー会社のマニュアルを参考にしてFTPソフトを使える状態にしましょう。

その後、FTPソフトでサーバーに接続し、全てのデータを選択して、デスクトップにフォルダを作ってその中にコピーしたものを保存します。

コピーした後は念のため、サーバー上のデータ数と、ダウンロードしたPC上のデータ数が一致しているかを確認してください。

対象のファイルやフォルダを全て選択し、その上で右クリックをしてプロパティを見ると、ファイル数の合計が表示されます。

2.データベースのバックアップ(売り手)

phpMyAdminを使って、データベース(MySQL)のバックアップを行います。

具体的な手順は以下の通りです。

1.サーバーの管理画面から、phpMyAdminにログイン
2.左のメニューから移行するWordPressで使用しているデータベースをクリック
3.上メニューからエクスポートをクリック
4.SQLファイルをダウンロード

各レンタルサーバー会社のマニュアルも参考にしましょう。phpMyAdminの操作方法はいずれも同じです。

3.データとデータベースのファイルを共有(売り手)

WordPressデータとデータベース(MySQL)のファイルを受け渡します。

データの受け渡しには、ファイル転送サービスやクラウドサービスを利用しましょう。

ギガファイル便
Google Drive

受け渡しが完了した後でも、移行元のサーバー上でサイトデータを削除しないようにしてください。削除するのは、サイト譲渡の作業が完全に終了した後が望ましいです。

もし、削除するのであれば、必ずバックアップは残しておきましょう。

4.サーバーにドメインを登録(買い手)

独自ドメインを利用する場合は、サーバーに対してドメインの設定を追加する必要があります。

設定方法は各管理会社のマニュアルを参考にしてください。

なお、この時点ではネームサーバーの設定は変更しません。サイトデータをインポートし、動作確認が完了した後にネームサーバーの設定を変更します。

5.データベースの新規追加(買い手)

移行先のサーバーに新規データベース(MySQL)を追加します。

6.wp-configファイルの書き換え(買い手)

新しく作ったデータベースにWordPressが接続できるように、受け渡しされた移行元のWordPressデータ内にあるwp-configファイルに、作成したデータベースの情報を反映します。

 ・データベース名
 ・ユーザーID
 ・パスワード
 ・ホスト名

7.データベースのインポート(買い手)

新しく作ったデータベース(MySQL)に、サーバーの管理画面からphpMyAdminを使って、移行するデータベースファイルをインポートします。

各レンタルサーバー会社のマニュアルを参考にしましょう。phpMyAdminの操作方法はいずれも同じです。

8.WordPressデータのインポート(買い手)

FFFTPなどのソフトを使ってサーバーにログインし、対象のデータをインポートします。

インポート完了後は、WordPressにログインしてみて、問題なく利用できるか確認しましょう。
問題なければ、サイトデータの移行はこれで完了となります。

その後の作業は下記の記事で紹介していますので、あわせて参考にしてください。

売買成立後のサイト譲渡方法について分かりやすく徹底解説